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トヨタ系部品メーカーが新会社設立で拡大狙うビジネス

東海理化が東北地方狙う

東海理化は、生産会社「東海理化トウホク(秋田県横手市、福田一成社長)」を11月1日に設立する。9月に子会社の立ち上げと新工場の設置を公表済みで、社名や代表者、資本金などの詳細を今回明らかにした。アウターミラーや電気信号式のシフトレバーなどを生産し、トヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)向けなど東北地方でのビジネス拡大を狙う。

新会社の資本金は1000万円で東海理化が100%出資する。新工場の建設には約32億円を投じ、2025年1月の生産開始を目指す。東海理化は国内では、愛知県を中心にスイッチやシートベルトなどを製造・販売してきた。主要取引先であるトヨタ自動車の生産拠点がある東北にも進出し、顧客のニーズに迅速に対応できる体制を整える。

日刊工業新聞 2022年10月31日

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