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ロボ研究で培った技術活用、ホンダが実証「パーソナルモビリティー」の特徴

ホンダは、パーソナルモビリティー「UNI―ONE(ユニワン)=写真」の実証実験を鈴鹿サーキットパーク(三重県鈴鹿市)で始めた。ユニワンは着座型で両手を自由に使える仕様が特徴。座面の高さを変えられ、座面上昇時は身体を傾けて体重移動することで歩行するような感覚で移動できる。座面下降時はジョイスティックを操作して移動する。

ホンダがロボット研究で培ったバランス制御技術と、前後左右や斜めに移動可能な車輪機構「オムニ・トラクション・ドライブ・システム」を用いた。業務やレジャーなどの用途を見込み、研究開発を進めている。

ユニワンは、2022年度グッドデザイン金賞(経済産業大臣賞)を受賞した。11月1日に発表予定の「グッドデザイン大賞」の候補となるファイナリストにも選ばれた。

日刊工業新聞2022年10月24日

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