ＪＲ東日本と西武鉄道は、鉄道技術分野での協力を強化するため、覚書を締結した。両社が持つ技術やノウハウを活用して幅広い技術分野で協力・研究することを想定しており、新しい技術を導入する際の仕様共通化など、設備導入の迅速化や開発コストの低減などに取り組む。両社では「独自に研究開発を進めていた鉄道技術の垣根を取り払い、協力を一層強化する」としている。

ＪＲ東では、無線式列車制御システム（ＡＴＡＣＳ）を導入し、自動列車運転装置（ＡＴＯ）の高性能化など、輸送システムの改革を推進している。西武鉄道も、ワンマン運転エリア拡張などの運転業務のスマート化などに向け、各種設備の導入を進めている。