アシックス、鳥取のシューズ生産拠点に新工場棟建設

高付加価値品の生産体制を強化。技術革新のテストも

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山陰アシックス工業の新工場棟(アシックスのリリースより)
 アシックスは、国内のシューズ生産拠点で完全子会社の山陰アシックス工業(鳥取県境港市)の新工場棟建設と改築を行う。日本製の特徴を生かした高付加価値商品群の生産体制の強化や、アシックススポーツ工学研究所(神戸市西区)と連動した技術革新のテスト、グループ全体の生産工程改善のテストの場として活用する。2月9日に着工し、2017年4月に稼働予定。建物は太陽光発電、発光ダイオード(LED)照明の配備などにより、アシックスの従来型設備と比べて二酸化炭素(CO2)排出量、水道光熱費ともに約12%削減できる。

スポーツ工学研は一足先に2015年3月に増強


 アシックスは2015年3月、25年ぶりにスポーツ工学研究所(神戸市西区)を増改築した。敷地内に新館を建設し、実験室など研究施設の延べ床面積を従来比75%増の約7900平方メートルに拡張。所内に分散していたオフィス機能や設備を再配置して研究効率を高めたほか、傾斜走路実験場(写真)などを新設した。人員は4月に10人程度増やし、約90人体制に拡充する。

 新館は4階建てで延べ床面積は約3400平方メートル。材料研究系と構造設計系の研究員オフィスを移設・統合し、屋上には世界で需要が増えているトレイルランニングシューズ開発用の傾斜走路を整備。さらに既存棟のレイアウトを見直し、化学分析、アパレル研究など分野ごとに設備を集約。自動裁断機など一部新規設備も導入した。投資額は約17億円。

日刊工業新聞 2016年1月25日 建設・エネルギー・生活面/2015年3月4日 建設・エネルギー・生活面の掲載記事を再構成

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斉藤陽一
編集局第一産業部
デスク

国内の生産拠点や研究拠点の増強・刷新は、製造業全体にとっても明るい話題です。

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