「先進技術実証機」いよいよ来月中旬に初飛行
2018年度に国産戦闘機の開発判断
【名古屋】防衛省は将来のステルス戦闘機開発に生かすため研究開発を進めてきた「先進技術実証機」について、2月中旬をめどに初飛行させることを決めた。3月に製造元の三菱重工業から正式に受領し、2017年3月までの1年間で技術の有効性などを検証する。政府は18年度ごろをめどに、現行の戦闘機の後継を国産化するかどうか決める方針だ。
防衛装備庁によると、同実証機は1月下旬に地上滑走試験を開始する。その後は初飛行を含め2回程度の試験飛行をした後、3月末に同庁岐阜試験場に納入される予定。現在は三菱重工小牧南工場(愛知県豊山町)で機体やエンジンの試験を進める。
同実証機はレーダーに捕捉されにくい「ステルス性」や、高い運動性などを実証する機体だ。全長14メートル×全幅9メートル×高さ4メートルで、1機のみ製造されている。開発費は400億円弱。
防衛装備庁によると、同実証機は1月下旬に地上滑走試験を開始する。その後は初飛行を含め2回程度の試験飛行をした後、3月末に同庁岐阜試験場に納入される予定。現在は三菱重工小牧南工場(愛知県豊山町)で機体やエンジンの試験を進める。
同実証機はレーダーに捕捉されにくい「ステルス性」や、高い運動性などを実証する機体だ。全長14メートル×全幅9メートル×高さ4メートルで、1機のみ製造されている。開発費は400億円弱。
日刊工業新聞2016年1月26日航空機面