大林組が開発、コンクリート打設時の材料費を削減する新工法

  • 0
  • 1
現場適用時のコンクリート打設状況

大林組とエコスティック(埼玉県春日部市、出口秀夫社長)は、コンクリート打設時に使用・廃棄される「先送りモルタル」を不要にした工法を開発したと発表した。独自の圧送整流プラグと同一の内径で統一した配管を組み合わせ、コンクリートの流動性を確保。先送りモルタルの材料費や回収・処分費を削減できるほか、準備や廃棄にかかる手間も省くことで生産性を向上する。

両社は「ノンモルタル工法」として訴求する。新工法では圧送整流プラグをコンクリートの先頭部に設置し、強い抵抗を生じさせることにより水とセメント、砂、砂利の流れを制御。併せて内径の統一と継ぎ手の工夫で内面を平滑化した配管を使い、接続部の伸縮やブームの揺れを抑える。これらにより脱水による配管詰まりを防ぐとともに、高品質なコンクリートの打設を実現できる。

大林組は福島県いわき市の生コン工場敷地内で実証実験を行い、品質や施工性に問題がないことを確認。すでに、同社が手がける開削道路トンネルの建設工事に適用した。

今後、両社は同工法を全国の建設現場に積極的に導入する。エコスティックは同工法で開発した「ハイブリッド配管」とこれを装備した特殊ポンプ車「ジェシカ」の販売・サポートも行う。

日刊工業新聞2022年9月21日

関連する記事はこちら

特集

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用しています。オプトアウトを含むクッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる