本当に“鮮明な音”奏でます、「たこ焼きギター」が面白い
岩谷産業は、楽器などを販売する山野楽器(東京都中央区、山野政彦社長)とのコラボレーションで、たこ焼き器とギターを組み合わせた「たこ焼きギター=写真」を制作したと発表した。同社の「炎たこⅡ」をボディーに使用しながらも、ギターらしい鮮明な音を奏でる。大阪市内の両社の店舗で展示するほか、イベントなどでの活用を計画している。
同ギターは長さ約90センチメートル、重さ約4キログラムで制作に1年以上かけた。ボディーが重いため、ネックを短くして演奏しやすい重量バランスを考案した。正面にあるサンプルのたこ焼きが演奏中の弦と接触しないよう構造の設計などにもこだわった。本物のたこ焼きはつくれない。
山野楽器の「ご当地ギターで地域活性化と音楽の楽しさを伝える」企画の一環で、宇都宮、仙台に続く第3弾として岩谷産業とコラボレーションが実現した。今後は「たこ焼きギター」で大阪を盛り上げたいとしている。
日刊工業新聞2022年8月9日