三菱マヒンドラが投入、クローラー採用小型トラクターの性能
三菱マヒンドラ農機(松江市、斎藤徹社長)は、小型トラクターにクローラーを採用し、ホイール式に比べ、けん引力や走破性を高めたトラクター「GFK17=写真」を8月末に発売する。1区画当たりの水田面積が小さく移動時に高低差が大きい中山間地域や小規模農家向け。消費税込みの価格は、仕様により222万7500―223万9600円。
GFK17は全長2020ミリ×全幅1210ミリ×全高1930ミリメートル。クローラーの幅330ミリメートルで、17馬力、1001ccの新3噴流燃焼方式エンジンを搭載した。ホイール式に比べてクローラー式は接地面が広いため、接地圧力が小さく土壌の踏み固めが抑えられる。横滑りやスリップなどが少なく、急傾斜地や凹凸の激しい場所でも安定した精度の高い作業ができるのが特徴。
ボディーを大型化し高出力エンジンを搭載したGSK21(21馬力)やGSK23(22・5馬力)も同時に発売する。
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日刊工業新聞2022年8月2日