向かい風でも船を前進させる「帆技術」の仕組み

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帆船型風力発電実験船(太陽工業提供)

太陽工業(大阪市淀川区、能村祐己社長)は、日本海事協会と協力し、向かい風でも船を前進させる帆技術の実証実験を8月中に琵琶湖で始める。風を受け進み海水でプロペラを回し発電する「帆船型風力発電」の要素技術として、飛行機の翼のような帆を左右に傾け効率的に揚力を生み前進する技術を開発。発電データの取得などを行う。海洋を利用した再生可能エネルギー技術の確立を目指す。

開発した帆技術では船の上にある翼と海中にある翼が連動し、帆にかかる力で船体の転倒を防げる。実証では全地球測位システム(GPS)指定位置で自動で回る実験や、風に合わせて速度を出す実験など発電効率を向上させるための実証実験を行う。

日本海事協会は風を受けて進み海水でプロペラを回し発電する「帆船型風力発電船」を構想しており、2030年までの実用化を目指している。海上を移動しながら発電し、ためた電力を、港に届ける仕組み。

日刊工業新聞2022年8月2日

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