神戸港と宮崎港を結ぶ新船「フェリーろっこう」の全容

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4月に神戸―宮崎航路に投入した新船「フェリーたかちほ」

宮崎カーフェリー(宮崎市、郡司行敏社長)は、神戸港と宮崎港を結ぶ航路に新船「フェリーろっこう」を10月に投入する。4月に投入した新船と合わせ、1隻当たりのトラック積載能力(12メートル換算)を従来比25・4%増の163台に増強する。宮崎発の便で野菜や鶏肉などの農畜産物の積載トラックを積みきれないケースがあるのに対応する。神戸発の便は陸送や列車からの切り替えによるドライバー負担軽減、リスク分散で貨物需要を開拓する。1隻当たりの投資額は約80億―90億円程度の見込み。

神戸―宮崎航路は夜出発、翌朝到着で毎日1往復している。4月に同様の狙いで新船「フェリーたかちほ」を投入した。ろっこうとたかちほは内海造船(広島県尾道市)の因島工場(同市)で製造。三菱重工業が製造した従来の「みやざきエキスプレス」と「こうべエキスプレス」が老朽化していたこともあり切り替える。

12メートルは最大積載重量10トンの大型トラックかトレーラーの荷台部分に相当する。神戸発では自動車や自動車部品、太陽光パネルなどの工業製品の貨物が多い。フェリーで使いやすいトレーラーの南九州での増加も目的に顧客を開拓する。

新船2隻は乗用車の積載能力は従来比4台減の81台、旅客定員は同16・5%減の576人とした。大人数部屋を減らして個室を増やすことで旅客ニーズに対応する。九州でのドライブやツーリング、サイクリング、九州と関西それぞれのホテル宿泊などとフェリーを組み合わせた旅行商品を投入しており需要を喚起する。

日刊工業新聞2022年6月30日

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