ヤマハ、楽器や音響機器など開発機能を集約―100億円投じ本社に新棟

約2500人の技術者が集結

  • 1
  • 1
18年春に完成予定のヤマハ「イノベーションセンター」のイメージ
 【浜松】ヤマハは12日、中田卓也社長が浜松市内で会見し、同市中区の本社内に新開発棟「イノベーションセンター」を、2018年春に完成すると発表した。投資額は約100億円。分散していた開発機能を集約し、他社との協業も加速させる。製品開発の歴史を紹介する展示スペースも設ける。

 新開発棟は楽器や音響機器など、同社の中核技術を磨く拠点として最新の研究、実験設備を導入する。建物は地上7階建て、延べ床面積約3万5000平方メートルを計画。本社と周辺に分散していた技術者約1100人が入る予定。隣接する既存の開発棟と併せ、約2500人の技術者が集結する。

 1階には製品開発の歴史を展示するスペース「イノべーションロード(仮)」も開設する。

 建設予定地はもともと、グランドピアノなどを生産していた本社工場跡地。10年にピアノ生産の掛川工場(静岡県掛川市)への移転が完了し、跡地活用を検討していた。

 ヤマハの16年3月期は構造改革が奏功し、売上高は4370億円、営業利益は過去2番目の高水準となる370億円を確保する見込み。

 中田社長は「新開発拠点の設立で、もっと輝く会社となり、わくわくするような商品を提供していきたい」と意気込んだ。

日刊工業新聞2016年1月13日 総合3面

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

研究開発を積極的に行うヤマハ。楽器や音響機器だけでなく、「音のユニバーサルデザイン化支援システム事業『おもてなしガイド』」など、新技術を取り入れた新製品や事業にも力を入れています。

関連する記事はこちら

特集