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世界初…宇宙空間で商用光通信サービス提供、スタートアップが挑む

世界初…宇宙空間で商用光通信サービス提供、スタートアップが挑む

会見する常間地ワープスペース社長

ワープスペース(茨城県つくば市、常間地悟最高経営責任者〈CEO〉)は、宇宙空間での人工衛星向けの光通信ネットワークサービスを2024年冬―25年春に開始すると発表した。同時期にサービスを構成する人工衛星初号機「LEIHO(霊峰)」を高度約2000キロメートルに打ち上げる。低軌道にある人工衛星が得たデータを、同社の人工衛星を中継し大量に地上へ送れる体制を整備する。24時間365日観測データを収集できる。

サービス開始時は無料で提供し、25年中に有償化する予定。今後2機の人工衛星を打ち上げ、より通信体制を強化する。民間企業が宇宙空間で商用の光通信ネットワークサービスを提供するのは世界初。サービスを円滑に進めるために、同通信に対応した地上局を置く。日本国内に5―6カ所、世界で15―20カ所を設置する計画。

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