AI新会社の顔ぶれで見せつけた「トヨタ力」

グーグルのロボット開発責任者やアドバイザリーボード議長にはルース元大使

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CESで会見するギル・プラットCEO
 【ラスベガス(米国)=下氏香菜子】トヨタ自動車が人工知能(AI)の活用に動きだす。米・ラスベガスで開幕した「CES」会場で、米グーグルのロボット開発責任者だったジェームス・カフナー氏らがトヨタの研究に加わると発表、世界にトヨタの本気度を印象づけた。AI技術は自動運転や介護ロボットの開発、材料研究に応用する。クルマというハードウエアと、AIというソフトウエアを融合した新たな価値創造に挑む。

 トヨタは1月、AI開発の新会社「トヨタ・リサーチ・インスティチュート(TRI)」。(ギル・プラット最高経営責任者=CEO)を設立した。TRIにはジェームス・カフナー氏のほか、自動運転や機械学習など米国のトップクラスの技術者が名を連ねる。外部の有識者で構成する専門組織には元駐日米国大使のジョン・ルース氏らの各界大物の名前が並んだ。AI研究で先行するグーグルなどにひけをとらないレベルだ。プラットCEOは連携関係にある米スタンフォード大とマサチューセッツ工科大学(MIT)とで「約30の研究プロジェクトを発足した」ことを明らかにした。

 【TRIに参画する研究者】
●ギル・プラット(CEO)元DARPAプログラムマネージャー
●エリック・クロトコフ(COO)元DARPAプログラムマネージャー
●岡島博司(エグゼグティブ・リエゾン・オフィサー)トヨタ技術統括部主査
●ラリー・ジャッケル(機械学習)元ベル研究所部門長、元DARPAプログラムマネージャー
●ジェームス・カフナー(クラウドコンピューティング)カーネギーメロン大教授、元グーグル・ロボティクス部門長
●ラス・テッドレイク(シミュレーション、制御)MIT助教授と兼任
●ジョン・レオナルド(自動運転)MIT教授と兼任
●ブライアン・ストーリー(計算科学)オーリン工科大学教授と兼任
※アドバイザリーボードメンバーは別表

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日刊工業新聞2016年1月7日1面記事から抜粋

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

先日、日刊工業新聞・ニュースイッチでギル・プラットさんの単独インタビューを公開しました。とても興味深い内容なのでそちらも合わせてお読み下さい。

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