しまむら、インフレ対応型の改革へ
アイテム3割を絞り込み、商品の質的向上を目指す
しまむらは1300店超を展開するカジュアル衣料専門店「しまむら」の商品アイテム数の3割削減に乗り出す。陳列商品を売れ筋商品を中心に絞り込み、1アイテム当たりの在庫数量を削減。顧客に訴求しやすい売り場づくりを目指す。商品政策の見直しで今後は従来より単価の高い商品も拡充する。2017年2月期から順次変更する。デフレモデルで成長してきた同社も”インフレ対応型“を取り入れる格好だ。野中正人社長は「これまで修正を繰り返してきたが、ここで仕組み全体を作り替える」としている。
しまむらは現在、標準的な売り場面積の店舗でアイテム数は4、5万アイテムを持つ。これを3割削減して選びやすく、管理しやすい売り場に再構築する。アイテム数の3割削減で全体の在庫数量も2割程度削減できるとみている。
これまで実験を重ねて準備を進めてきたが、体制が整備できたと判断。商品単価も直近で売価ベースで8%、仕入れベースで10%程度上げるなど質的向上を図ってきた結果、売り上げ、利益とも改善した。このため絞り込みで商品の質の良さを訴求できる売り場作りを目指す。
並行して仕入れ改革による発注、在庫管理の仕組みも変える。現在は取引先とウェブ上で電子データ交換(EDI)で受発注しているが、新バージョンに移行。使い勝手とスピードを向上させる。ホストコンピューターも入れ替える。
しまむらは現在、標準的な売り場面積の店舗でアイテム数は4、5万アイテムを持つ。これを3割削減して選びやすく、管理しやすい売り場に再構築する。アイテム数の3割削減で全体の在庫数量も2割程度削減できるとみている。
これまで実験を重ねて準備を進めてきたが、体制が整備できたと判断。商品単価も直近で売価ベースで8%、仕入れベースで10%程度上げるなど質的向上を図ってきた結果、売り上げ、利益とも改善した。このため絞り込みで商品の質の良さを訴求できる売り場作りを目指す。
並行して仕入れ改革による発注、在庫管理の仕組みも変える。現在は取引先とウェブ上で電子データ交換(EDI)で受発注しているが、新バージョンに移行。使い勝手とスピードを向上させる。ホストコンピューターも入れ替える。
日刊工業新聞2016年1月6日生活面