ニュースイッチ

千葉にスポーツの国際大会を誘致しよう!

地元組織が専任担当者を配置し誘致推進。HPも4月に開始予定
千葉にスポーツの国際大会を誘致しよう!

フェンシング、レスリング、テコンドーの競技会場になる幕張メッセ

 ちば国際コンベンションビューロー(CCB−IC、千葉市美浜区、高柳哲男代表理事、043・297・4301)は、スポーツ関連の誘致などに力を入れる。専門組織「スポーツコンシェルジュ」を創設、2020年東京五輪・パラリンピックに向けた各国代表チームのキャンプの誘致に向け環境を整備する。また県内のスポーツ施設と宿泊、観光などの情報をまとめて紹介する専用ホームページ(HP)を作る。

 スポーツコンシェルジュは、東京五輪・パラリンピックのキャンプのほか、世界選手権など国際スポーツ大会の誘致活動を行う。専任担当者3人を置き、情報提供や事前視察の案内調整などの支援を一元的に行う窓口とする。県内施設情報のデータベースを構築中で、それをもとに県内市町村と各施設が連携する仕組みを作る。

 専用HPは16年4月の運用開始を予定する。日本語のほか英語表記を用意する。グラウンドや付属設備などのスポーツ施設の詳細情報に加え、食事や医療、観光を含む周辺環境も発信する。これにより魅力や安心感を高めて、海外代表チームの誘致成功につなげる。国内向けにも、大学・高校の合宿やマリンスポーツ、サイクリングなどのイベント誘致に向け情報提供する。

 千葉県は2020年東京五輪・パラリンピックでフェンシングやレスリングなど7競技の会場となっている。

 CCB―ICは、千葉県で開催される国際会議やイベントなど「MICE」の誘致や国際交流を図る組織で、県や県内市区町村、各種団体と連携している。
日刊工業新聞2016年1月5日 中小企業・地域経済面
斉藤陽一
斉藤陽一 Saito Yoichi 編集局第一産業部 デスク
海外からのアクセスを考えると千葉は抜群の立地と言えるのでしょう。

編集部のおすすめ