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ドコモが首位「メーンで使う通信サービス」、後発・楽天モバイルのシェアは?

MMDLabo(東京都港区、吉本浩司社長)がまとめた「2022年3月通信サービスの利用動向調査」によると、メーンで利用している通信サービスのトップはNTTドコモで30・2%だった。2位はauの19・4%、3位はソフトバンクの11・8%が続いた。楽天モバイルの「アンリミットⅥ」は7・6%だった。楽天モバイルを含む移動体通信事業者(MNO)4社のシェアはオンライン専用プラン、サブブランドを含めると90・1%となった。

オンライン専用プランのシェアは7%となり、21年11月調査比で0・2ポイント増えた。内訳はドコモの「ahamo(アハモ)」が4・4%、KDDIの「povo(ポヴォ)」が1・8%、ソフトバンクの「LINEMO(ラインモ)」が0・8%。

サブブランドのシェアは同1・3ポイント増の14・1%。ソフトバンクの「ワイモバイル」が8・9%、KDDIの「UQモバイル」が5・2%だった。MNOから回線を借りて格安な通信サービスを展開する仮想移動体通信事業者(MVNO)のシェアは9・9%。

オンライン専用プランとサブブランド、アンリミットⅥをメーンで利用するユーザーに現在利用する通信サービスの前に利用していた通信サービスを聞いた結果、アハモ利用者の76・6%がドコモ、ポヴォ利用者の84・1%がau、ラインモの48・3%がソフトバンクとなった。

サブブランドではワイモバイル利用者の49・2%がソフトバンク、UQモバイル利用者の55・7%がauで最も多かった。アンリミットⅥ利用者ではMVNOが46・1%で最多となった。

「メーン利用の通信サービスの料金プラン変更や乗り換えを検討している」と答えた割合は33・9%。このうち、具体的な通信サービスを決めていると答えたユーザーに最も乗り換えを検討している通信サービスを聞いたところ、「アンリミットⅥ」が20・9%でトップ。以下、ドコモの15・4%、auの10・9%となった。

同調査は2月14日から16日まで18―69歳の男女4万人を対象にインターネット経由で実施した。

日刊工業新聞2022年3月22日の記事を一部修正

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