部品不足でホンダが1割減産、影響を受ける車種は?
ホンダは17日、3月上旬の国内での4輪車生産台数が当初計画比で約1割減になるとの見通しを発表した。鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)、埼玉製作所完成車工場(埼玉県寄居町)ともに2月に続いて、同約1割減の生産稼働率を見込む。
半導体供給不足や新型コロナウイルス感染再拡大の影響で、部品の入荷や物流に遅れが出ているため。軽自動車「N―ONE(エヌワン)」、小型スポーツ多目的車(SUV)「ヴェゼル」などの生産に影響が生じる。
倉石誠司副社長は9日の決算会見でグローバルでの生産状況について「(新型コロナの変異株)オミクロン株の急拡大や、マレーシアでの洪水による半導体のサプライチェーン(供給網)混乱の影響が出ている」と説明していた。4月以降についても、半導体不足などの影響は続くとの見方を示した。
日刊工業新聞2022年2月18日