ウエラブル市場の広がりは子どもから!?スマホに比べ保護者が安心

ドコッチvsココリス、そしてアップルウオッチ。「親スマホ」と連携も

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ビッグローブが市場投入を目指す「ココリス」
 子どもを対象としたウエアラブル端末市場が成長しそうだ。ビッグローブ(東京都品川区)は子供向け腕時計型ウエアラブル端末「cocolis(ココリス)」を9月までに発売、同市場に参入する。腕時計型ウエアラブル端末をめぐってはNTTドコモが「ドコッチ」を発売して攻勢を仕掛けている。また、米アップルが24日に「アップルウオッチ」を日米で発売するなど、市場投入が活発化し始めた。

 ココリスは音声通話や1・6インチのタッチパネルでの操作が可能で、親のスマートフォン専用アプリを組み合わせたコミュニケーションサービスを提供し、子どもの安全をサポートする。米グーグルの携帯端末向け基本ソフト「アンドロイド」を搭載。個人情報を識別するSIMカードを内蔵し、登録した相手との通話やデータ通信が可能だ。

 また、GPS(全地球測位システム)を搭載しているため、子どもの居場所も確認できる。母親が会社勤めで電話にでにくい時でも定型文や音声、スタンプで子どもとやりとりできる。緊急時の防犯ブザーも備える。幼稚園の年長から小学校低学年が対象で、量販店のほか、学校や塾などに売り込む。複数の販売パートナーと交渉中。価格は端末、通信費、通話料込みで月2000―3000円を想定。海老原三樹ビッグローブ執行役員は「中期的に子ども向けを含め数万台の販売を目指す」という。

 子ども向けのウエアラブル端末では、ドコモが10日に腕時計型「ドコッチ」を発売したばかり。3G通信機能やGPS、近距離無線通信規格のブルートゥースなどを搭載し、スマートフォンやパソコンで子どもの活動などを確認できる。

 スマホと違い置き忘れがなく、ウェブ閲覧機能もないため、有害サイトで子どもが被害に遭う危険性もないことが、保護者の安心感を集めている。ウエアラブルの優位性を生かしながら、ITで子どもの安全を見守るという新たな端末のビジネスモデルが定着する可能性がある。普及次第ではアプリケーションが課題といわれるアップルウオッチのソフトウエア開発にも影響を与える可能性がありそうだ。

日刊工業新聞2015年04月17日1面

COMMENT

明豊
執行役員 DX担当
デジタルメディア局長

ウエアラブルは何がキラーアプリになるのか正直まだ見えない。子ども向けはおもちゃに近づき、キャラクターとかのコラボが増えそう。

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