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半導体製造装置の生産能力1.5倍に、荏原が稼働する新棟の全容

半導体製造装置の生産能力1.5倍に、荏原が稼働する新棟の全容

熊本事業所生産新棟のイメージ

荏原は、半導体製造装置の化学機械研磨(CMP)装置の生産能力を現状の1・5倍以上に増強する。2024年6月に同製品の生産拠点の熊本事業所(熊本県南関町)に新棟を稼働する予定。23年12月に藤沢事業所(神奈川県藤沢市)に開発棟を稼働する投資も決めた。生産増強と開発体制強化で、半導体の需要拡大を取り込む。投資額は非公表。

CMP装置は半導体のウエハーを研磨する装置。荏原は熊本事業所の生産能力を21年夏に従来の1・5倍に増強しており、さらに生産能力を高める。新棟は3番目の生産棟になる。延べ床面積は約3万5000平方メートルで、23年7月に着工予定。

藤沢事業所は半導体関連のドライ真空ポンプの生産拠点。開発棟でCMP装置の技術向上に取り組み、半導体の今後の性能向上に対応する。延べ床面積は約1万6000平方メートル。今年10月に着工予定。


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日刊工業新聞2022年2月15日

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