電通大と学研が協定、融合活動の全容

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田野俊一電通大学長(左)と宮原博昭学研HD社長(16日の協定締結式)

電気通信大学と学研ホールディングスは産学連携の包括協定を結んだ。デジタル変革(DX)人材の育成や、同大の技術と同社の教育・医療福祉事業の知見を融合した活動を行う。高齢者の転倒防止の共同研究では、同社施設で蓄積したビッグデータ(大量データ)を電通大の人工知能(AI)で解析する。2022年度からの寄付講座では、学生が同社事例からビジネスマーケティングを学ぶ。異分野の産学連携の相乗効果が期待される。

同社はデータサイエンスやDXの人材を継続的に確保するため、同大からの新卒採用の推薦枠を年2人程度で設ける。エドテック(教育×テクノロジー)、ケアテック(医療福祉×テクノロジー)、AIや高度ITの利活用の加速を狙う。また同大生向けのインターンシップ(就業体験)を、夏季などの休業期間中と通年の2タイプで用意し、22年夏から実施する。

4月に開講する寄付講座は「学研の実例に学ぶビジネスマーケティング論」。同社の事業や教育コンテンツを題材とするケーススタディーで、情報理工学系分野の同大学生がマーケティングを学ぶ。

共同研究は人生100年時代の課題解決を掲げ、第1弾で転倒・骨折を防ぐ歩き方を明らかにする。同社のデータに、同大の歩行動作研究やAI解析を適用し、理想の歩き方を導く計画だ。

日刊工業新聞社2021年12月20日

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