丸めて移動できる“緑のカーテン”―鈴田峠農園、パッションフルーツで熱中症対策
【長崎】鈴田峠農園(長崎県大村市、當麻謙二社長、0957・48・5523)は、パッションフルーツを使った移動式緑化資材(写真)を完成した。幅、高さともに10メートル程に成長させることが可能。移動時には丸めることができる。2020年の東京オリンピックでの熱中症対策としての採用を目指す。
マラソンコースや歩道、競技場周辺での設置を想定している。移動時には丸めてポリエステルのネットで覆う。茎や葉の水分の蒸散や散水による気化熱で周囲の温度を下げる。今後、群馬大学と実証を行う。住宅の駐車場用としても活用を想定している。
パッションフルーツ葉には害虫が嫌う成分が含まれており無農薬で栽培できるという。
鈴田峠農園は幼稚園やオフィスなど約2年間で約20基の販売実績がある。
マラソンコースや歩道、競技場周辺での設置を想定している。移動時には丸めてポリエステルのネットで覆う。茎や葉の水分の蒸散や散水による気化熱で周囲の温度を下げる。今後、群馬大学と実証を行う。住宅の駐車場用としても活用を想定している。
パッションフルーツ葉には害虫が嫌う成分が含まれており無農薬で栽培できるという。
鈴田峠農園は幼稚園やオフィスなど約2年間で約20基の販売実績がある。
日刊工業新聞2015年12月18日 中小企業・地域経済1面