東京都の研究機関、五輪に向け「観光案内ロボ」開発

音声対話機能などの要素技術を中小企業に提供

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知りたい内容を問いかけ、その内容に応じた場所まで連れて行き説明を始める
 東京都立産業技術研究センターは、2020年の東京五輪に向けて観光案内ロボットを開発した。お客に知りたい内容を問いかけ、その内容に応じた場所まで連れて行き説明を始める。この移動機能や音声対話機能などの要素技術を中小企業に提供する。技術開発と事業化を支援し、20年までに10種のロボット事業を育成する。

 カメラと超音波センサーで観光客を捕捉しながら、展示物の前まで先導する。観光客がついてこなければ立ち止まって待ち、声をかける。音声対話は英語や中国語、韓国語にも対応。説明途中に中止したければ、「終わって」と指示すると案内を終了する。

 転倒時に観光客にけがをさせないよう、丸みを帯びた形状にデザインした。案内コンテンツを作る必要はあるが、観光施設の案内や商店街での外国人対応、企業の受け付けなどに活用できる。

 都産技研は観光案内ロボの機能を実証し、現場での運用を見越した改良を進める。この要素技術と運用ノウハウを中小企業に提供する。都産技研が機体開発を支援することで、コンテンツ制作会社やサービス会社などユーザーに近い事業者がロボットを活用できるようになる。

日刊工業新聞2015年12月16日 ロボット面

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斉藤陽一
編集局第一産業部
デスク

例えば商店街で使うとして、1機製作するのにコストがどの程度かかるのかが気になります。

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