空調冷熱システムに3800億円を投じる三菱電機の勝算

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三菱電機は、空調冷熱システム事業の海外展開加速に向け、2025年度までに約3800億円を投じる。欧米や中国、アジアに研究開発拠点を新増設するほか、新たにインドの生産拠点設立も検討する。同事業の売上高を25年度に20年度比55・6%増の1兆2600億円、営業利益率を同2・9ポイント増の12%以上達成を目指す。

戦略的開発投資として約2000億円を投じて、世界で開発力を強化する。現地の市場調査や規格・規制、技術動向の把握、協業先の探索などにより、地域特性に合った商品の速やかな投入につなげる。

また生産投資に約1800億円を投じる。トルコやメキシコなどの生産拠点を拡充するほか、アジアは新拠点との2拠点化を検討。相互補完が可能な生産体制を構築する。

鈴木聡常務執行役は「これまで日本が中心となって製品開発をしてきたが、地域に合わせた製品開発と地域の市場への対応力を高める」と説明した。

脱炭素化の動きを背景に、温水セントラル暖房はボイラ式からヒートポンプ式への移行が進む。三菱電機はヒートポンプ式暖房・給湯システム「エア・トゥ・ウォーター」の需要拡大を見込み、同事業を重点成長事業の一つに位置付ける。


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日刊工業新聞2021年11月12日

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