寿命は鉛の3倍以上、「リチウム鉄リン系複合酸化物」を採用したフォークリフト用バッテリーの実力

TRC高田が開発

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載せ替えにより電気代を20%以上、充電時間を約50%削減できる電動フォークリフト用バッテリー「TRC-Fk」

ティーアールシィー高田(浜松市西区、高田修平社長)は、セルに「リチウム鉄リン系複合酸化物」を採用した電動フォークリフト用バッテリー「TRC―Fk」を開発した。鉛バッテリーに比べて環境性能や安全性などの点で優れている。オープン価格だが、バッテリー1台と専用充電器のセットで実勢価格250万円(消費税抜き)前後を見込む。バッテリーのみでの販売も行い、年間300台の販売を目指す。

新製品のバッテリーは、1・5―1・8トンのリーチタイプ電動フォークリフトの鉛バッテリーと交換して使用する。形状と重量は同じなため、特別な改造をする必要もなく載せ替えができる。主要メーカーの車両で動作を確認済み。カウンターウエートの役割も兼ねているため、重量が約500キログラムになるようにケースのふたや底板の厚さを調整した。

充電サイクルは3000回以上。寿命が非常に長く、鉛バッテリーの3倍以上。充電効率も非常に良く、載せ替えにより電気代を20%以上、充電時間を約50%削減できる。

また、バッテリー液の補水や清掃も不要。発火、発煙、膨張や有毒ガス発生の心配もなく、高い安全性を日本産業規格(JIS)に基づく検証で確認している。有機材を使用せず、安定した化学構造のため、製造や廃棄の過程での環境負荷も低い。

販売代理店を通じて22日に予約を、22年1月14日に販売をそれぞれ開始する。

日刊工業新聞2021年11月2日

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