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ドコモなどが5G活用の自動運転バス実証、体感した愛知県知事が語ったこと

ドコモなどが5G活用の自動運転バス実証、体感した愛知県知事が語ったこと

NTTドコモなどが実施する中部国際空港での自動運転バスの実証実験

NTTドコモと愛知製鋼などは、中部国際空港(愛知県常滑市)で自動運転バスの実証実験を公開した。第5世代通信(5G)などデジタル技術を駆使して同バス2台を遠隔監視し、安全で効率的な運行を目指す。

今回の実証実験は愛知県の事業の一環。期間は3日までで、空港内制限区域の約4キロメートルや空港島総合物流地区の約3・5キロメートルを走行したほか、航空機から旅客がターミナルに移動するためのバスとしても使う予定。

同物流地区では愛知製鋼の磁気マーカーシステムを一部で活用。車両の高感度磁気センサーで道路に敷設した磁気マーカーを読み取り、自車位置を検出する。衛星の電波が届きにくい場所でも安全な自動運転につなげる。先進モビリティ(茨城県つくば市)の自動運転バス2台を使用。

同バスに乗った愛知県の大村秀章知事は「車両の動きがスムーズだった。技術が進化し自動運転の社会実装が近づいているのを肌で感じた」と語った。

日刊工業新聞2021年11月1日

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