ユニバーサルビュー、視力回復コンタクト拡販―東レと組みアジアで

度数なし遠近老矯正の新製品も投入

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適切なレンズを選べるソフトを搭載したタブレット端末とレンズセット
 ユニバーサルビュー(東京都千代田区、鈴木太郎社長、03・5211・1561)は、新原理のコンタクトレンズを投入、拡販する。就寝時に付け、一晩で角膜の形状を変えて昼の間だけ裸眼で過ごせるようにするコンタクトレンズ「ブレスオーコレクト」を東レと組み、アジアで拡販。さらにピンホール(小さな穴)効果を利用し、度数がなく1サイズで近視や遠視、老眼を矯正できるレンズを2017年に発売する。15年8月期に約2億円の売上高を17年8月期に15億円とし、18年に株式上場する計画だ。

 「ブレスオーコレクト」は日本で薬事承認を取得済み。就寝時に付ければ、寝ている間に角膜の表面がわずかにへこみ、近視が改善される。外して時間がたてば角膜形状が元に戻るため、就寝時に付け、日中は裸眼で過ごす使用サイクルを繰り返す。ユニバーサルビューが東レの素材を使って開発した。現在は東レが総販売元、ユニバーサルビューが製造販売会社の形を取る。

 東レは今後、中国やシンガポール、マレーシア、インドネシアなどアジア各国で薬事手続きと販売を行い、ユニバーサルビューが支援する。また、ユニバーサルビューは眼科医がレンズ装着希望者の検査結果を入力すれば、60種類のレンズセットから合うレンズを自動的に選び出すソフトウエアを開発した。レンズセットとソフト導入済みのタブレット端末(携帯型情報端末)により、眼科医が扱いやすくする。ソフトは15年内に医療機器として承認される見通し。海外市場にも拡販ツールとして活用する。

 さらに新製品としてピンホールを使い、光を細くしてピントの合う範囲を広げることで、近視や遠視、老眼の人も焦点が合うようにする「ピンホールコンタクトレンズ」の開発にめどをつけた。17年に日本で発売を目指す。併せて17年には眼科領域に強い米国大手医療機器メーカーと提携する計画。同レンズや「ブレスオーコレクト」の販路を米国に広げる。ピンホールコンタクトレンズやそのほかの開発品の開発報酬(マイルストーン)を各段階で得ながら、上場後の18年8月期には売上高50億円を目指す。

日刊工業新聞2015年12月8日 ヘルスケア面

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昆梓紗
デジタルメディア局DX編集部
記者

メガネの人気も高まりつつありますが、視力回復コンタクトレンズは認知度向上も含めまだまだ市場が広がりそうです。

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