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ルネサス、買収される側だけではない!5000億円規模の投資枠

IoT対応で提携狙う。大株主の産業革新機構と出口戦略で歩調は合うか
 ルネサスエレクトロニクスが成長に向け、他社との提携戦略を重要テーマに位置付けた。モノのインターネット(IoT)分野での競争力向上を狙いに、海外企業のM&A(合併・買収)の可能性を探る。5000億円規模の投資も想定する。一方、大株主の官民ファンド・産業革新機構もルネサス株式を手放す出口戦略を描き始めた。両者それぞれが選び出す”パートナー“の顔ぶれはルネサスの命運を左右する。

 「通信などのコネクティビティー(相互接続)分野はライバルに比べて弱いので、早急に強化したい。米国企業とは組みやすい」―。日刊工業新聞の取材に応じた柴田英利ルネサス取締役執行役員常務兼最高財務責任者(CFO)は強調した。
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日刊工業新聞2015年12月8日 電機・電子部品
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
会社を買うのがいいがまずもってルネサスが単独で生き延びていくのか、いけるのか。まさに革新機構(実質的には経産省も含まれるが)と意思統一できるか。ちまたではインフィニオンなどの名前も上がっているが、個人的にはインテルはどうか。ちなみに柴田CF0は革新機構出身。

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