日本製造業の投資有望先、2年連続でインドが首位

JBICの地域ランキング

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2年連続でインドが首位
 国際協力銀行(JBIC)が3日発表した日本の製造業を対象にした今後3年程度の有望事業展開国・地域ランキングによると、インドが2年連続で1位となった。中国の経済減速が顕著となる中、インドの潜在的な成長力に注目する企業が多い。高成長を遂げるフィリピンが初めて10位以内に入ったほか、景気回復が鮮明な米国もランクを一つ上げた。

 インドは「現地マーケットの今後の成長性」を有望理由に挙げる企業が約9割となり、市場の魅力が企業を惹きつけている。2位は同じ得票率だったインドネシアと中国で、中国は前回の3位から上昇した。ただ、得票率はインドが40・4%、インドネシアと中国が38・8%と「3カ国の数値は拮抗(きっこう)している」(JBIC調査課)。

 フィリピンは市場の成長性とともに、安価な労働力も評価され、前回の11位から8位に上昇。米国は景気回復で再び世界最大のマーケットとして期待され、8位から7位に上昇。

 一方、資源安などで苦戦するブラジルは、7位から9位に、ロシアは9位から12位に順位を下げた。

2015年12月4日付日刊工業新聞総合4面

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神崎明子
デジタルメディア局
編集委員

貿易ルールの自由化をめぐっては、ランキングで10位以内に入った国の中では、インドネシアやフィリピンが環太平洋連携協定(TPP)への参加の意向を表明。タイも関心を示しています。

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