下町ロケットの次は“ダラスジェット”? 阿部ちゃんが14年ぶりの復活祝う
JALが成田ーダラス線。来年3月からは毎日運航
日本航空(JAL)は11月30日、成田-ダラス・フォートワース線を14年ぶりに再開した。当初は週4往復で、2016年3月からは毎日運航となる予定。
機材はボーイング787-8型機で、座席数は3クラス161席(ビジネス38席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー88席)。ビジネスクラスにフルフラットシートを採用した新仕様機「スカイスイート787」で、無線LANによる機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」にも対応する。
ダラス行きJL012便は成田を午前10時55分に出発し、ダラスには午前7時20分着。成田行きJL011便はダラスを午前11時45分に出発し、成田には翌日午後4時25分に到着する。週4往復時は成田から月曜と水曜、金曜、日曜に運航し、機材が揃う2016年3月20日からは毎日運航する。
成田-ダラス線は、JALの共同事業(JV)パートナーであるアメリカン航空(AAL/AA)が1日2往復運航しており、JAL便の就航で1日最大3往復となる。両社の共同事業は今年で5年目となり、日本-北米間の路線は成田-ダラス線を加えて9路線14便になった。
また、JALの自社便としては、1999年3月15日から2001年10月末まで2年7カ月間運航していたことから、約14年ぶりの再開となった。
メキシコや中南米へ乗り継ぎ重視
ダラスはアメリカン航空の最大拠点。米国内のほか、メキシコを含む中南米地域31拠点、週間334便の路線網を有する。JALによると、メキシコやブラジル、ペルーなど米国以外の国と同日乗り継ぎする場合、乗り継ぎするダラスでは、預けた手荷物を受け取る必要がなく、最終目的地で受け取れるため、乗り継ぎがスムーズだという。
目的地がダラスの利用者と乗り継ぎ客の割合は、8割をメキシコなどへの乗り継ぎと見込んでいる。メキシコには、トヨタ自動車が2019年から稼働予定の新工場を建設するなど、自動車メーカーをはじめ、日系企業が進出していることから、ビジネス需要の取り込みを目指す。
JALの植木義晴社長は、「JALは1日1000便を運航しているが、ダラスだけでアメリカン航空は1日800便を飛ばしている。乗り継ぎ利便性が高く、米国のどこにでも行ける」とアピールした。
就航記念式典には、JALのCMモデルを務める俳優の阿部寛さんも登場した。「日本のビジネスの発展を祈って止まない」と話す阿部さんは、現在出演中のドラマ『下町ロケット』で、主人公・佃製作所の佃航平社長を演じている。
搭乗口で乗客を前に「皆さんと一緒にダラスに行きたいが、うちの会社が先週(放送分)からピンチになったので、社長が会社を空けるわけにはいかない」と阿部さんは乗客の笑いを誘い、「僕の分までフライトを楽しんで」と見送った。
また、初便の福本明機長は、「787で快適にお過ごしいただけるよう、安全運航に努めたい」と搭乗口であいさつした。
初便搭乗率98.1%
成田発初便のJL012便(787-8)は、乗客158人(ビジネス38人、プレミアムエコノミー34人、エコノミー86人)と乗員13人(パイロット3人、客室乗務員10人)を乗せて午前10時52分に62番スポットを出発し、ダラスへ向かった。初便の搭乗率は98.1%とほぼ満席だった。
乗客には記念品として、ダラス市と国際友好都市の仙台市が提供する就航記念トートバッグや、2011年3月の東日本大震災で被災した宮城県石巻市北上町の女性たちが製作する折り鶴「希望の鶴」、ビジネスマン向けに靴べら、搭乗証明書が手渡された。
出発時には、植木社長らJALの社員が駐機場に並び、手を振って見送った。植木社長は「きれいな青空の下、飛んでいってくれた。14年ぶりの再就航だが、新生JALとして新しい路線という気持ちで送り出した」と見送った感想を語った。
機材はボーイング787-8型機で、座席数は3クラス161席(ビジネス38席、プレミアムエコノミー35席、エコノミー88席)。ビジネスクラスにフルフラットシートを採用した新仕様機「スカイスイート787」で、無線LANによる機内インターネット接続サービス「JAL SKY Wi-Fi」にも対応する。
ダラス行きJL012便は成田を午前10時55分に出発し、ダラスには午前7時20分着。成田行きJL011便はダラスを午前11時45分に出発し、成田には翌日午後4時25分に到着する。週4往復時は成田から月曜と水曜、金曜、日曜に運航し、機材が揃う2016年3月20日からは毎日運航する。
成田-ダラス線は、JALの共同事業(JV)パートナーであるアメリカン航空(AAL/AA)が1日2往復運航しており、JAL便の就航で1日最大3往復となる。両社の共同事業は今年で5年目となり、日本-北米間の路線は成田-ダラス線を加えて9路線14便になった。
また、JALの自社便としては、1999年3月15日から2001年10月末まで2年7カ月間運航していたことから、約14年ぶりの再開となった。
メキシコや中南米へ乗り継ぎ重視
ダラスはアメリカン航空の最大拠点。米国内のほか、メキシコを含む中南米地域31拠点、週間334便の路線網を有する。JALによると、メキシコやブラジル、ペルーなど米国以外の国と同日乗り継ぎする場合、乗り継ぎするダラスでは、預けた手荷物を受け取る必要がなく、最終目的地で受け取れるため、乗り継ぎがスムーズだという。
目的地がダラスの利用者と乗り継ぎ客の割合は、8割をメキシコなどへの乗り継ぎと見込んでいる。メキシコには、トヨタ自動車が2019年から稼働予定の新工場を建設するなど、自動車メーカーをはじめ、日系企業が進出していることから、ビジネス需要の取り込みを目指す。
JALの植木義晴社長は、「JALは1日1000便を運航しているが、ダラスだけでアメリカン航空は1日800便を飛ばしている。乗り継ぎ利便性が高く、米国のどこにでも行ける」とアピールした。
就航記念式典には、JALのCMモデルを務める俳優の阿部寛さんも登場した。「日本のビジネスの発展を祈って止まない」と話す阿部さんは、現在出演中のドラマ『下町ロケット』で、主人公・佃製作所の佃航平社長を演じている。
搭乗口で乗客を前に「皆さんと一緒にダラスに行きたいが、うちの会社が先週(放送分)からピンチになったので、社長が会社を空けるわけにはいかない」と阿部さんは乗客の笑いを誘い、「僕の分までフライトを楽しんで」と見送った。
また、初便の福本明機長は、「787で快適にお過ごしいただけるよう、安全運航に努めたい」と搭乗口であいさつした。
初便搭乗率98.1%
成田発初便のJL012便(787-8)は、乗客158人(ビジネス38人、プレミアムエコノミー34人、エコノミー86人)と乗員13人(パイロット3人、客室乗務員10人)を乗せて午前10時52分に62番スポットを出発し、ダラスへ向かった。初便の搭乗率は98.1%とほぼ満席だった。
乗客には記念品として、ダラス市と国際友好都市の仙台市が提供する就航記念トートバッグや、2011年3月の東日本大震災で被災した宮城県石巻市北上町の女性たちが製作する折り鶴「希望の鶴」、ビジネスマン向けに靴べら、搭乗証明書が手渡された。
出発時には、植木社長らJALの社員が駐機場に並び、手を振って見送った。植木社長は「きれいな青空の下、飛んでいってくれた。14年ぶりの再就航だが、新生JALとして新しい路線という気持ちで送り出した」と見送った感想を語った。