ロケットづくり、淡々と。三菱重工

飛島工場で機体を公開

 【名古屋】三菱重工業は1日、国産基幹ロケット「H2A」30号機(写真)を飛島工場(愛知県飛島村)で公開した。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の国際X線天文衛星「ASTRO―H」の打ち上げに使う。また、余剰部分を活用し、名古屋大学などの超小型衛星計11個も同時に打ち上げる。

 30号機はASTRO―Hのほか、名大「チューブサット2」、三菱重工業「チューブサット3」、九州工業大学「鳳龍四号」、有人宇宙システム(JAMSS)が取りまとめる米国商業衛星8機の計11機も副衛星として打ち上げる。JAXAが開発する低衝撃型の衛星分離機構の実証試験も行う。

 29号機では主衛星分離までの時間が過去最長だったが、30号機では14分14秒と過去最短という。打ち上げは2015年度内の見通し。4日に種子島宇宙センターに出荷する。

日刊工業新聞 2015年12月02日 機械・航空機面記事
日刊工業新聞電子版

日刊工業新聞 記者

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12月04日
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先日、29号機で初の商業衛星を打ち上げたH2Aロケット。飛島工場では、筒状のロケットが寝っ転がったような形で組み立てられます。写真には入っていませんが、来年度打ち上げと思しき「31号機」も製造中でした。

ちなみに表面のオレンジは断熱材の色。ロケットをくるくると回しながら吹き付けていくのだそうです。

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