多種化、高級化する犬・猫フード。条件入力でペットに最適なフード選びを支援

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適切なフード選びは飼い主の役割

ペットフード協会(東京都千代田区、石山恒会長)が2020年12月に発表した「2020年(令和2年)全国犬猫飼育実態調査」によると、1年以内に新たに飼育を始めた人の飼育頭数は犬が前年比14%増の46万2000頭、猫が前年比16%増の48万3000頭となった。新規飼育者の飼育頭数は犬、猫とも18年を底に19年から増加に転じたが、20年の伸びは前年を大幅に上回る。コロナ禍で生活環境が変化する中、ペットに癒しを求める傾向が強まったと見られる。

ペット市場は今、拡大基調だ。同協会の19年度の「ペットフード産業実態調査」で犬・猫用が大部分を占めるペットフードの総出荷額は約3194億円。15年度から右肩上がりとなり、これまでの伸びは530億円を超える。一方で、総出荷量は05年度をピークに減少し、14年度以降は横ばい。ペットフードが高級化している実態がうかがえる。

ドライタイプ、ウェットタイプ、半生タイプなど犬、猫用のフードは多様化してきた。ペットの健康志向に合わせて健康食も増え、愛情を注ぐ飼い犬・猫に合う適切なフード選びは飼い主を悩ます問題となっている。

この悩みを解消しようと、いぬねこごはん.COM(大阪府豊中市、鈴木健太代表)は、飼い犬や猫の年齢、体調などから最適な市販ペットフードを検索できるWEBサイト「いぬねこごはんドットコム(https://inunekogohan.com/)を開設した。輸入品を含む2000種類以上の犬、猫用フードの情報をデータベース化し、効率的なペットフード選びを支援する。

様々な条件から製品を絞り込める

同サイトは飼い犬・猫の年齢、体調のほか、食材の好みや、カロリー、価格などから、製品を絞り込める。各製品の詳細ページでは各ブランドの特徴やこだわりも紹介。ペットの身体に“いいモノ・悪いモノ”や、ライフステージに合わせた“最適なフードの選び方”など情報ページも充実させた。

さらにサイト利用者が与えている手作りの食事のレシピを投稿できるページを設け、これを起点にSNSを使った情報共有も促している。 投稿されたレシピはすでに50件以上。サイト公式インスタグラムのフォロワーは1000人を超えた。2022年3月までに2000人のフォロワー獲得を目指すという。

「今のところサイト運営はボランティア」と、鈴木健太代表は同サイトの舞台裏を明かす。飼い犬・猫の健康管理は飼い主の最大の役割。ペットフードが多様化する中、「最適なフードを探すツールを提供することは大きな意義がある」と考えた。ペットフードメーカーや動物愛護団体との連携も深め、将来はWEB広告を集めて収益化。運営費や社会貢献活動費に充てる方針だ。

「ペットたちの飼育環境改善、そして欧米諸国のように、人間とペットが共存していける社会に貢献していきたい」と、鈴木代表は力を込める。

利用者がレシピを投稿できるページも設けた

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