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静岡理工科大が新設。県内唯一の土木工学科の全貌

静岡理工科大学は2022年4月に理工学部に土木工学科を開設する。防災や減災の知識、技術を持ち、道路や橋などの社会基盤の維持・管理、地震や津波、洪水、崖崩れ、液状化対策に役立つ人材を育てる。定員は1学年50人。静岡県内で土木工学科を持つ唯一の大学になる。

同学科の専任教員は9人。学科新設に伴い4階建て、延べ床面積3400平方メートルの新校舎を22年10月に完成する予定。また、同月には津波水理やコンクリート、構造、地盤などの実験を行う実験棟も設ける。平屋建てで床面積は480平方メートル。

土木の材料や計画、環境、技術を基にした災害に強いインフラ整備などを学ぶ。設計や施工の現場で課題を発見して解決策を議論する実践的なプロジェクトを行政や地域企業などと連携して行う。

同大は防災教育センターを設けており、高校などで出前講義や防災教育プログラムを行っている。同学科の開設で活動を拡充する。

日刊工業新聞2021年7月2日

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