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株価上昇やNISAを押し上げる個人株主数、7年連続の増加

日本取引所グループ(JPX)は、2020年度の株式分布状況調査を発表した。個人株主数は前年度比308万人増の5981万人となり、7年連続で増加した。株価上昇やNISA(少額投資非課税制度)利用者の増加などが背景とみられる。

投資部門別株式保有金額は同36・5%増の748兆6953億円で、すべての区分においてプラスとなった。

「個人・その他」の株式保有金額は同38・9%増の125兆5428億円で、2年ぶりに100兆円台まで回復した。

また投資部門別株式保有比率では、外国法人等の株式保有比率は同0・6ポイント増の30・2%と3年ぶりに30%を超えた。信託銀行は同0・8ポイント増の22・5%と調査開始以来、過去最高となった。日銀によるETF(上場投資信託)購入の継続が要因と推測されている。

日刊工業新聞2021年7月8日

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