高齢者向け案内ロボットをレンタルします!
日本精工が実用機を開発。来秋めどに
日本精工は2016年10月に、案内用ロボット「ライボット」のレンタル提供を開始する。実証実験などで確認した現場のニーズを踏まえ、実用機を開発した。試作機は視覚障害者向けだったが、高齢者らの一般利用者にもターゲットを広げ、市場投入に踏み切る。タッチパネル上で簡単に目的地を設定できるのが特徴。医療・福祉施設、商業施設、公的施設などでの利用を見込む。18年からのリース提供も計画する。
ライボットはグリップ部分を軽く押すと動きだし、目的地まで連れて行ってくれる案内ロボット。日本精工は「盲導犬の役割を果たす視覚障害者向けロボット」をコンセプトに開発を進めてきた。医療施設などにおける自動案内のニーズを受け、対象を高齢者をはじめとした一般利用者にも拡大し、実用化する。レンタル料は未定。
操作手段としてタッチパネルを新たに採用し、簡単に目的地を設定できるようにした。また、利用する施設に応じて操作体系などを作り変えることも可能だ。
神奈川リハビリテーション病院(神奈川県厚木市)での実証実験などを経て、実用機を開発した。実証ではグリップの位置が高すぎてユーザーに負担が生じたため、高さを従来比14センチメートル減の96センチメートルに改良した。
レーザーセンサー、距離画像センサーの働きにより障害物の回避が可能。また、赤外線センサーで天井に設けたマーカーを検知し、現在位置を認識することもできる。
ライボットはグリップ部分を軽く押すと動きだし、目的地まで連れて行ってくれる案内ロボット。日本精工は「盲導犬の役割を果たす視覚障害者向けロボット」をコンセプトに開発を進めてきた。医療施設などにおける自動案内のニーズを受け、対象を高齢者をはじめとした一般利用者にも拡大し、実用化する。レンタル料は未定。
操作手段としてタッチパネルを新たに採用し、簡単に目的地を設定できるようにした。また、利用する施設に応じて操作体系などを作り変えることも可能だ。
神奈川リハビリテーション病院(神奈川県厚木市)での実証実験などを経て、実用機を開発した。実証ではグリップの位置が高すぎてユーザーに負担が生じたため、高さを従来比14センチメートル減の96センチメートルに改良した。
レーザーセンサー、距離画像センサーの働きにより障害物の回避が可能。また、赤外線センサーで天井に設けたマーカーを検知し、現在位置を認識することもできる。
日刊工業新聞2015年11月26日 機械・ロボット面