MRI検査中に映像や音楽で負担軽減―フィリップスエレクトロニクス、システム拡販

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映像コンテンツを映し検査中に患者をリラックスさせる
 フィリップスエレクトロニクスジャパン(東京都港区、ダニー・リスバーグ社長、03・3740・5896)は、映像や音楽などで患者をリラックスさせる磁気共鳴断層撮影装置(MRI)システムを拡販する。検査時に患者負担を軽減できるのが特徴で、他の施設と差別化を図りたい病院やクリニックから引き合いが相次ぐ。年内に国内5施設で同MRIが新規に稼働し、2016年は同社が提供するMRIの2―3割を同システム対応にする。

 フィリップスエレクトロニクスジャパンはMRI専用ライティングソリューションを今春から提供し、既に10施設からMRIを受注。

 現在、横浜市立みなと赤十字病院(横浜市中区)で同MRIが稼働するほか、近く福岡県内の病院でも同MRIの検査が始まる。

 同MRIは検査室に発光ダイオード(LED)照明や映像モニターを整備し、検査中に患者が音楽や映像を楽しめる仕組み。MRI検査は狭い空間の中で姿勢を長時間保たなければならないこともあり、検査に不安を抱く患者も多い。

 「MRI検査需要が高まるため、施設は患者負担の軽減が課題」(門原寛ISビジネスグループMRビジネスマネージャー)であり、同システムに注目が集まっている。

 病院の新築や改築時に検査室の工事も含め、同社がMRIシステムを一括提供する。今後は映像コンテンツを増やすほか、高磁場環境でも作動するモニターやヘッドホンを使って患者サービスも拡充する。検査中の説明などを音声や文字、手話の映像で患者に伝える仕組みなどを実用化していく。

日刊工業新聞2015年11月26日 ヘルスケア面

COMMENT

昆梓紗
デジタルメディア局
記者・編集者

近未来的でかっこいいですね。検査中はただでさえ「何か見つかるかもしれない」と緊張や不安に包まれてしまうものですが、少し気がまぎれそうです。

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