VW、部品メーカーに「反発必至」の値下げ要請
中国の取引では例年を上回る年5%
独フォルクスワーゲン(VW)が複数の部品メーカーに対し、部品価格の引き下げを年率5%で要請していることが分かった。排ガス不正問題の発覚前より高い水準で、一連の問題の対応で膨らむ損失を部品調達のコスト減で埋め合わせるのが狙いとみられる。「不正問題の責任転嫁」(部品メーカー幹部)と反発を招いており、要請通りに応じるかは不透明だ。
VWと中国で取引のある日系部品メーカー幹部が明らかにした。同幹部によると年率5%の値下げを3年間継続するよう要請が来ている。通常VWの値下げ要請は、年率3%程度だという。
完成車メーカーが部品の値下げを部品メーカーに要請するのは一般的だが、今回の要請は高水準。同社幹部は要請に対して「VWの販売状況を注視して対応策を練っている」とした。
また独に本社があり、VW向けが売上高の半分を占める部品メーカーも同じ要請を受けている。
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VWと中国で取引のある日系部品メーカー幹部が明らかにした。同幹部によると年率5%の値下げを3年間継続するよう要請が来ている。通常VWの値下げ要請は、年率3%程度だという。
完成車メーカーが部品の値下げを部品メーカーに要請するのは一般的だが、今回の要請は高水準。同社幹部は要請に対して「VWの販売状況を注視して対応策を練っている」とした。
また独に本社があり、VW向けが売上高の半分を占める部品メーカーも同じ要請を受けている。
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日刊工業新聞2015年11月23日1面