テルモ、ガーナに社員派遣。マラリアの検査・処置を現地の人たちと

若手2人が医療ボランティアで6週間滞在

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今後は国内だけでなく、欧米や中国の拠点からも社員を選ぶという
 テルモは医療に関わるボランティアとしてアフリカ地域に社員を派遣する活動を始めた。このほど20―30歳代の若手社員2人がガーナに渡航。現地で行われている健康診断や病気の診断、検査といった医療・公衆衛生活動のサポートに従事する。人材育成やビジネスではなく、社会貢献を目的に社員を海外に長期派遣するのは今回が初めて。2016年以降も取り組みを継続し、海外拠点にも活動の輪を広げていく。

 テルモは国内拠点で研究開発に携わる30歳代の女性社員と薬事関連業務の20歳代の男性社員をガーナに派遣した。社員2人は現地に6週間滞在し、マラリアの検査・処置、血糖値や血圧測定、健康診断などを現地の医療スタッフらと行う予定。ボランティア活動を始めたのは「企業理念(医療を通じて社会に貢献する)を、実際に経験して若い社員に理解してもらう」(山田一成テルモ人事部人事企画チーム課長)のが狙い。入社4年目以降の国内社員を対象に参加者を募集し、約10人の応募者から2人を選定した。

 ガーナは英語圏で比較的治安も良いことから、今回、日本人社員を派遣する場に選ばれた。今後は国内だけではなく、米国、欧州、中国の拠点からもそれぞれ社員をアフリカ地域に派遣する。アフリカ地域は医療インフラが整備されていない国がまだ多く、海外組織によるボランティア活動が活発に行われている。テルモは企業として社員を派遣し、社会貢献活動を推進する。

日刊工業新聞2015年11月17日ヘルスケア面

COMMENT

神崎明子
デジタルメディア局
編集委員

人材育成やビジネスではなく、国際貢献であると明確に打ち出している点が素晴らしい。今後は海外拠点にも活動を広げるということです。

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