コカ・コーラがフリーズドライのお茶とコーヒーを発売、その新製法とは?
日本コカ・コーラはフリーズドライ飲料「1,2,CUBE(ワン・ツー・キューブ)=写真」を19日に発売する。お茶やコーヒーを「濃縮フリーズドライ製法」で1粒のキューブに凝縮し、水やお湯に溶かすだけでコーヒーは130ミリリットル、緑茶と麦茶は200ミリ―400ミリリットルの飲料ができる。新型コロナウイルスの感染拡大で家庭内での飲食機会が増え、インスタント飲料の需要が高まる中、フリーズドライ製法を生かした新ジャンルの飲料を開発した。
新開発の濃縮フリーズドライ製法は、茶葉やコーヒー豆から抽出したエキスを濃縮、凍結し、真空状態で氷となった水分を除去。強い加熱処理がないため、香りや味を損ねず濃縮できる。多孔質のキューブで水に溶けやすく、軽量のため、持ち運びもしやすい。緑茶と麦茶を19日、コーヒーを6月28日に発売し、アマゾンで数量限定で販売する。消費税抜きの価格は15粒入りで600円。
日刊工業新聞2021年5月19日