ドラッグストアに“爆買い”の波が来た!

大手が業績予想を相次ぎ上方修正。化粧品や大衆薬が伸びる

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中間層の訪日客も増え、ドラッグストアにも波が
 ドラッグストア大手が訪日外国人需要の拡大で業績を伸ばしている。各社は2016年3月期業績予想を相次いで上方修正した。マツモトキヨシホールディングス(HD)が通期営業利益予想を当初に比べ40億円増の240億円、サンドラッグも同16億円増の259億円にそれぞれ修正した。”爆買い“効果が百貨店だけでなく、身近なドラッグストアにも及んでいる。
 
 ドラッグストアも繁華街や観光地にある店舗での化粧品、一般用医薬品(大衆薬)を中心に”爆買い“効果が顕著になっている。マツキヨHDの松本清雄社長は、訪日外国人向けの免税売上高はこれまで全売上高の3%くらいだったが、「当面7、8%、さらに10%くらいまでいくのではないか」と話す。

 同社では15年4―9月期は訪日外国人に人気の化粧品が前年同期比17・6%増、大衆薬を含む医薬品が同17・0%増と大幅増となった。すでに4―9月期に免税対応店を全約1500店中230店まで拡大しているが、今後も「(訪日外国人消費は)現状のように推移する」とみて、さらに繁華街や観光地などで対応店を拡大する構えだ。
 
 サンドラッグはまだ全約1000店のうち、免税対応店はおよそ110店だが、早くも訪日外国人の影響が出ている。赤尾主哉社長は15年4―9月期で「化粧品が前年同期比17%増、医薬品が同16%増になった」という。「(増加分には)訪日外国人の影響がある」(赤尾社長)とみるが、同社も今後、改装などを通じ訪日外国人が立ち寄る繁華街などで免税対応店を増やす方針だ。

 これまでは訪日外国人が百貨店などで高額化粧品などを購入。流通業では百貨店が先行して”爆買い“の恩恵を享受してきた。ここにきて百貨店に比べ低価格の商品を扱うドラッグストアにも訪日外国人が本格的に流入している格好だ。 

2015年11月19日 建設・エネルギー・生活2

COMMENT

日本製の化粧品や、大衆薬は中華圏の訪日客に人気です。百貨店に比べ化粧品など低価格の製品がそろっているドラッグストアを訪れることが観光ルートに組み込まれてきた。大手ドラッグストアの業績修正がそれを物語っているような気がします。そして、化粧品や大衆薬は「日本製」というところがミソなのでしょうか。

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