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指先に振動刺激で姿勢が安定、ウエアラブルデバイス活用の新技術が面白い

横浜国立大学の島圭介准教授と県立広島大学の島谷康司教授らの研究グループは、指先に触覚デバイスで振動を与え、姿勢の安定性を高める技術を開発した。ヒトはカーテンや紙などに軽く触れていると安定して立つことができ、転びにくくなる。この現象をウエアラブルデバイスで再現した。支えがない場所でも転倒予防への貢献が期待できる。

仮想的に指先で壁に触れた際の反力をウエアラブルデバイスの振動刺激で提示した。実験で20―60代の健常者150人が立っている状態での重心動揺を計り、8種の評価指標を計算。刺激を与えると6指標で統計的有意に改善した。20―40代の方が50―60代より有意差がつきやすかった。振動刺激を与えると、A4の紙に触れた場合と同等の効果が確認された。今後は振動刺激法や転倒リスク評価につなげたい考えだ。

日刊工業新聞2021年4月26日

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