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コマツ・日立建機・クボタなど参戦「建設・測量生産性向上展」がリアル開催にこだわる理由

コマツ・日立建機・クボタなど参戦「建設・測量生産性向上展」がリアル開催にこだわる理由

コマツなどの建設機械の主要企業が勢ぞろいし、会場では最新製品をリアルで体感できる(写真は2019年展示会)

建設・測量生産性向上展実行委員会は5月12―14日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で、「建設・測量生産性向上展(CSPI―EXPO)」を開く。建設機械や測量機器関連の企業が一堂に会する。高齢化に伴う人材不足の解消など、建設業界の課題解決に貢献する最先端技術や製品、サービスを展示。セミナーも毎日開催する。出展社数約300社、展示総面積約2万4410平方メートルで、いずれも過去最大規模。4万人の来場を見込む。

今回の出展社数は、19年に開催した前回に比べて約100社・約250小間増加した。創立100周年を迎える小松製作所(コマツ)や日立建機コベルコ建機住友建機、ヤンマーのほか、クボタが初の出展を予定しており、日本が世界に誇る建機メーカーが勢ぞろいする。

測量機器大手のトプコンやニコン・トリンブル、ライカジオシステムズも出展。レンタル業務を牽引するアクティオやカナモト、西尾レントオール、レンタルのニッケンの大手4社もみな名を連ねた。最新の建機や重機、高所作業車、ドローン、ソフトウェアなどが会場に集結し、屋外展示場では多様なデモンストレーションを行う。来場者は競合製品同士を比較検討したり、自社の課題解決につながる製品を探したりできる。

同展のホームページには各出展社の一覧ページを開設。製品情報を閲覧したり、問い合わせたりできる。


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日刊工業新聞2021年4月15日記事の加筆
葭本隆太
葭本隆太 Yoshimoto Ryuta デジタルメディア局DX編集部 ニュースイッチ編集長
大規模イベントをめぐっては、新型コロナ禍の影響でオンライン開催や、リアルとオンラインの同時開催など多様な試みが行われています。その中でCSPI-EXPOはリアル中心の開催を決断しました。建機や重機などの大きな製品はリアルで体験してもらってこそ、その価値が伝わるという業界各社の思いに応えるためだそうです。その中で、オンラインをどう融合させるべきか。今回は企業ページの開設に留まりますが、他のイベント同様に最適解をめぐる模索は続きそうです。

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