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ついに明日!小売り各社、ボジョレ・ヌーボー解禁へ準備着々

低価格の、“ボジョレではないヌーボー”も登場
ついに明日!小売り各社、ボジョレ・ヌーボー解禁へ準備着々

ファミマは南仏で収穫したブドウを用いた「ヴァン・ヌーヴォー」を19日に発売

 ボジョレ・ヌーボーの19日解禁に向け、小売り各社が着々と準備を進めている。業界最安値を目指すドン・キホーテは現地での直接買い付けを実施。ファミリーマートは“ボジョレではないヌーボー”で価格を抑えるなど、円安などで原料費や輸送コストが上昇する中で工夫を凝らしている。

 ドン・キホーテは「6年連続の最安値に挑戦」し、ボジョレ・ヌーボーのフルボトル(750ミリリットル)を消費税抜き価格679円で発売する。「現地で直接買い付けて、フランス同様の価格で提供する」としている。西友は親会社の米ウォルマート・ストアーズの調達力を活用し、フルボトルを前年と同じ同870円で販売。両社とも容器はペットボトルを使う。

 ファミリーマートは南フランス地区の海岸線近くで収穫したブドウを用いた「ヴァン・ヌーヴォー」のフルボトルを、19日に発売する。空輸ではなく船便で運べるため、消費税抜き価格は926円と、同社のボジョレ・ヌーボーの半額以下だ。加盟店からの予約本数はボジョレ・ヌーボーのみだった前年から倍増した。

 健康志向の高まりや、「最初の一杯」にスパークリングワインを選ぶ女性が増えたことを背景に、ワインの市場規模は年々伸びている。一方でボジョレ・ヌーボーに関しては「価格が高い」といったイメージから、売り上げは「落ちている傾向」(ファミマ)という。
日刊工業新聞2015年11月17日 建設・エネルギー・生活2面
昆梓紗
昆梓紗 Kon Azusa デジタルメディア局DX編集部 記者
毎年お祭り騒ぎのボジョレですが、円安の影響で価格が高騰しているようです。フランス南東部のボジョレ地区で作られた今年のヌーボーワインを「ボジョレ・ヌーボー」としていますが、その周りで同様に今年作られたワインも発売されるようです。フルーティでライトな味が日本人好みのため、人気なのだとか。

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