帝人が豪企業と共同開発した低速EVの実力
帝人は低速電気自動車(EV)のプロトタイプ(写真)を、豪アプライドEV(AEV)と共同開発した。帝人の素材や加工のノウハウと、AEVが持つ低速EVの基本設計や低エネルギーでの駆動、制御技術を組み合わせて設計した。4人が乗車できる。エネルギー効率は自動走行車としては過去最高レベルだとしている。両社は2019年から低速EVの共同開発に取り組んでおり、22年後半の実用化を目指している。
車体には両社が開発した、軽量で自動運転に対応可能な多目的プラットフォームを搭載。帝人のポリカーボネート樹脂パンライトを用いたルーフには、ソーラーパネルと軽量な給電モジュールを搭載した。
日刊工業新聞2021年4月2日