JALの787が青森に初飛来。東北応援プロジェクトの一環

台北からチャーターで

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台湾からの観光客にプレゼントされた青森県とJALのロゴ入りリンゴ
 日本航空(JAL)は11月5日、台北から青森へのチャーター便を運航した。東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」の一環で、青森と秋田へ計4便運航するチャーター便の1便目で、ボーイング787-8型機(登録番号JA829J)を使用した。青森空港へJALの787が乗り入れるのは、今回が初めて。

 1便目となる台北(桃園)発青森行きJL8838便は、乗客182人(座席を使用しない幼児1人含む)を乗せて午前5時25分に出発し、青森には午前9時41分に到着。空港の到着口では、青森ねぶた囃子(ばやし)が響く中、青森県の三村申吾知事らが台湾人観光客を出迎えた。名産のリンゴを描いたはっぴを着た三村知事は、県とJALのロゴが描かれたリンゴを到着客に手渡した。

 青森県はリンゴのほか、マグロやホタテなどの海産物やニンニクなど、食材の名産品が多い。三村知事はこうした食材に加えて、「紅葉が見ごろ」と観光に適したシーズンだとアピールした。また、チャーター便の787を操縦した青森県出身の外崎(とのさき)佳造機長が、三村知事に787の模型をプレゼントした。

 現在JALが運航している787は、標準型の787-8が22機、長胴型の787-9が2機で、いずれも国際線用機材。今回のチャーター便には、186席仕様(ビジネス42席、エコノミー144席)の787-8が使用された。

 到着した787を見た三村知事は、「ずんぐりむっくりしていて、シロクマみたいだね」と、楽しげに感想を話した。青森-羽田線に投入されているボーイング737-800型機(165席)と、787のエンジンがほぼ同額の約20億円と知った三村知事は、エンジンの額に驚いた様子だった。

 台湾からの乗客が降りた後は、青森市内の高田保育園の園児ら37人を招き、JALの整備士らによる航空教室が開かれた。主翼のフラップ(高揚力装置)やラダー(方向舵)が動くと、園児たちは指を指して楽しんでいた。

 787はその後、午前11時21分に青森空港から羽田空港へのフェリーフライト(回送)に出発した。5日のチャーター便を台北から飛ばすため、成田を4日午後5時25分に出発する台北(桃園)行きJL8663便が臨時便として運航された。

 台湾からの一行は秋田へ向かい、9日のJL8837便で秋田を午後5時55分に出発し、台北には午後9時に到着する。第2陣として、今回とは逆に秋田から入り、青森から帰るチャーター便を10日と14日に運航。10日は台北から秋田へ向かうJL8838便、14日は青森発台北行きJL8837便を運航する。

 JALグループでは被災地復興支援の一環として、「行こう!東北へ」プロジェクトを実施中。定期的に東北各県の物産販売を手伝っている。

 プロジェクトの一環として、東北発着のチャーター便をこれまでも設定。2013年は台北から東北各地や福島-ホノルル線、2014年にも福島-ホノルル線を運航した。JALが青森発着で運航する国際線チャーター便は2013年10月の台北便以来約2年ぶり、秋田発着は2006年7月のウランバートル便以来約9年ぶり。海外から秋田へのチャーター便はJALでは初めて。

COMMENT

吉川忠行
Aviation Wire
編集長

JALが青森空港に787を運航。台北からのチャーター便で青森への787飛来は初めてでした。空港内では子供向けの航空教室も開かれました。

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