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アメリカン航空が来年2月から「ロサンゼルス-羽田」の深夜便

 アメリカン航空は現地時間11月4日(日本時間5日)、ロサンゼルス-羽田線を2016年2月11日に開設すると発表した。1日1往復の深夜便で通年運航する。

 運航スケジュールは、羽田行きAA27便午後6時にロサンゼルスを出発し、翌日午後11時に羽田へ着く。折り返しのロサンゼルス行きAA26便は、午前1時30分に羽田を出発し、前日の午後6時20分にロサンゼルスへ到着する。予約は米国ダラス時間11月8日から受け付ける。

 機材はボーイング787-8型機で、座席数は226席。ビジネス28席と足もとが広いエコノミー(メインキャビンエクストラ)48席、エコノミー(メインキャビン)150席の3クラス構成で、機内インターネット接続サービスも提供する。

 ビジネスクラスはライフラットシートを1席-2席-1席で配置。前向きと後ろ向きのシートは、全席が直接通路にアクセスできる。個人モニターは16インチのタッチスクリーン付きで、最大250本の映画と180本のテレビ番組を楽しめる。米ボーズ製ノイズキャンセルヘッドフォンや、パソコン用電源、USB端子を備える。

 メインキャビンエクストラは、足もとのスペースが最大6インチ広げられたシートで、配列は3-3-3。メインキャビンシートも3-3-3配列で、いずれも個人モニターは9インチのものが設置されている。パソコン用電源とUSB端子も各席に備える。

 各クラスのIFE(機内エンターテインメントシステム)は、いずれも米パナソニック・アビオニクス製。また、ビジネスクラスには、スナックと飲み物を揃えたウォークアップバーも設置する。

 アメリカン航空は今年1月、ロサンゼルス-羽田線の運航を米国運輸省(DOT)に申請。早期就航を目指し、キャンペーンサイトを開設してアピールしていた。

 羽田-ロサンゼルス線は今回就航するアメリカン航空のほか、全日本空輸(ANA)とデルタ航空(DAL)が午前0時台に羽田を出発する便を、それぞれ毎日運航している。

 羽田空港の国際線発着枠は、昼間時間帯に関する日米間の2国間交渉が進展しておらず、深夜早朝時間帯(午後11時から午前6時)のみ就航が認めれている。
運航スケジュール
AA27 ロサンゼルス(18:00)→羽田(翌日23:00)
AA26 羽田(01:30)→ロサンゼルス(前日18:20)
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
来年2月から1日1往復の深夜便を通年運航します。羽田は日米間の航空交渉がまとまらず、現状は深夜便のみの運航となっています。

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