水素ステーションもリースで

三井住友ファイナンス&リースが来年3月に

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 三井住友ファイナンス&リース(SMFL)は埼玉県向けにスマート水素ステーション(SHS)のリースを2016年3月末に始める。リース期間は8年間で、環境省の補助金を活用して行う。成長市場である環境・エネルギー関係を重点分野の一つとして取り組んでおり、水素関連事業は移動式水素ステーションのリースに続いて第2弾となる。

 SHSは水素の製造工程において太陽光発電を活用するため、二酸化炭素をほとんど排出しない。パッケージ化されているため、短期間で設置できる。

 1日当たりの水素製造能力は1・5キログラムで、約18キログラムの水素を貯蔵できる。常用圧力は35メガパスカル。埼玉県が公用車向けに利用する。

 SMFLは埼玉県と共同で、環境省と経済産業省が連携して進める地域再エネ水素ステーション導入事業の補助事業者として採択された。今回のリース事業は国から出る補助金を活用して行う。

 SMFLは14年に、トラックの荷台に水素充填装置を積んだ移動式水素ステーションのリースを国内で最初に始めた。現在、5台をリースする。将来の水素社会を見据え、水素ステーション以外に今後も水素発電所や貯蔵・運搬など水素関連の事業拡大を図る。

日刊工業新聞2015年11月10日 金融面

COMMENT

松木喬
編集局第二産業部
編集委員

新しいエネルギー技術の普及にリース手法が欠かせないのだろうと感じています。オリックスは蓄電池をリースしています。群馬県中之条町は、リースを活用してメガソーラーを建設しています(リース用語に詳しくなので「建設している」という表現が適切かわかりませんが)。新しいエネルギー製品の初期投資の負担をリースが和らげてくれます。エネファームなど燃料電池にもリース形式が登場するのではと期待しています。

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