AIが適正家賃を教えます、無料サービス提供するベンチャーの狙い

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写真はイメージ

エステートテクノロジーズ(東京都渋谷区、澤博史最高経営責任者(CEO)、03・3402・3400)は、東京23区にある賃貸住宅約40万棟の適正家賃が即座に分かる無料の借り主向けウェブサービスを5日に始める。物件の立地や規模、災害リスクなど約40種類のデータを基にした独自のアルゴリズムを持つ人工知能(AI)を活用して適正家賃を算出する。現在の家賃と同額の支払いで買える物件情報なども表示することで売買仲介事業の集客につなげる。

エステートテクノロジーズの新サービスは「ドクターアセットレントチェッカー」。借り主がスマートフォンなどの画面上で賃貸マンション・アパートの名称や広さを入力すると、1分で適正家賃が表示される。その物件を年利0・41%の35年ローンで購入した場合の毎月の返済額のほか、現在の家賃と同じ支払いで購入できる物件の価格や事例も紹介する。

「ドクターアセットレントチェッカー」の画面(イメージ)

借り主は他の賃貸マンションに引っ越したりマンションを購入したりする判断材料として利用できる。これにより、同社は借り主の買いたい潜在需要を掘り起こして売買仲介事業の集客につなげる。東京23区内の物件を対象に開始し、今夏にも1都3県に拡大する。将来は全国を視野に入れる。

同社は19年3月に創業し、不動産のIT事業や売買仲介事業を展開している。同年末から不動産分析サービス「ドクターアセット」シリーズを展開しており、売買物件を査定する「ドクターアセットチェッカー」などを提供している。

日刊工業新聞2021年2月5日

キーワード
賃貸住宅 AI

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