投資額は1000億円! 三洋化成とAPBが全樹脂電池の新工場設立へ

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全樹脂電池モジュール

三洋化成工業と全樹脂電池の開発・製造を担うAPB(東京都千代田区)は21日、2025年をめどに約1000億円を投じ、年産能力数十ギガワット時(ギガは10億)級の同電池の次世代工場を福井県内に新設すると発表した。場所は21年秋に量産を始めるAPB福井センター武生工場(福井県越前市)の近隣で検討中。高容量、高安全性で低コスト生産が可能な同電池の特徴を生かせる用途で複数の引き合いがあり、事業拡大を加速する。

武生工場で21年末までに、高効率に同電池モジュールを生産できる技術を開発。技術課題を解決し、同電池事業拡大の基幹となる新工場の選定に入る。このほど、量産設備で協力する新東工業などから新たに11億円を調達、技術開発のための調達資金は合計約100億円となった。

将来は電力会社との協業などで大型定置用蓄電池を国内外の再生可能エネルギー向けに普及させたい考え。APBの堀江英明最高経営責任者(CEO)は「(同電池の様に)全く燃えない電池は世界中にない。30年には世界の定置用電池市場の3分の1のシェアをとりたい」とした。

日刊工業新聞2020年12月22日

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