屋根へのダメージが少ない太陽光発電の設置工法を開発

佐賀県と戸上電機製作所が共同で

 佐賀県は鉄筋コンクリートの平らな屋根に用いる太陽光発電設備の設置工法を、戸上電機製作所などと共同開発した。従来のアンカー工法に比べて工期を短縮できるほか、屋根へのダメージを抑えることができる。今後事業化を図り、県内の関連産業振興を目指す。
 
 新工法は「陸屋根」と呼ばれる鉄筋コンクリートの平らな屋根向け。1個約50キログラムのコンクリートブロックと取り付け金具で発電パネルを固定する。ブロックの高さを変え傾斜をつくることで排水機能を持たせる。また、工程が少なく天気に影響を受けにくい工事のため、季節を問わず短期間で設置できる。一方、陸屋根の防水シートを打ち抜くアンカー工法は、防水工事で工期が延び、防水保証に影響するという。佐賀県によると、コストは従来工法の65%程度に抑えられるとしている。

 佐賀県は2014年に陸屋根での太陽光発電普及を目的として、「佐賀県太陽光発電陸屋根工法研究会」を発足させた。地場の戸上電機製作所などが会員となっている。

日刊工業新聞2015年10月23日 中小企業・地域経済1面

三苫 能徳

三苫 能徳
10月31日
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屋根とブロックは連結せず、ブロックの重みのみで固定するということですね。パネル1枚あたりブロック3個(約150キログラム)を使うようです。

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