富士通などが「非接触操作ATM」実証へ。セキュリティーと感染防止の両立なるか

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空中ディスプレーを活用したATM(イメージ)

富士通と富士通フロンテック(東京都稲城市)は15日、広島銀行、長野県信用組合と共同で、新型コロナウイルス感染症の防止対策の機能を搭載した現金自動預払機(ATM)の実証実験を行うと発表した。

富士通製のATMに二つの新技術を搭載し、それぞれ有効性を検証する。一つは既存ATMのタッチパネル部に赤外線センサーを搭載したフレームを取り付け、そのフレームとATM本体をUSB接続する。利用者はパネルに触れることなく、ATMのタッチパネルから指を数センチメートル離した位置で操作できる。

もう一つは、空中ディスプレーを活用したATMの実証実験。これは2021年5月から広島銀のみと行う。特殊構造のプレートを用いて、プレート上の空間にATM画面を結像し、あたかも空中にATM画面が浮かんでいるように投影する。

投影画面は空間検知センサーと連動し、利用者は空中に浮かんでいるATM画面に疑似的に触れることにより非接触でATMを操作できる。左右からの操作画面ののぞき込みや操作位置の特定を防ぐなど、セキュリティー対策も万全とする。

日刊工業新聞2020年12月16日

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